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『シンク』の選び方
更新日2024.3.24. キッチンシンク コラム
『シンク』の選び方
キッチンにも種類があるように、シンクにも種類があります。今回はあまり触れられないシンクに焦点を当てて、記事を書いていきます。
目次
1.シンクのサイズ
2.シンクの種類
3.併せて考えたいキッチンの種類
5.まとめ
1.シンクのサイズ
シンクの平均的なサイズはどのくらいなのか、調べてみました。
一般的なシステムキッチンのシンクの間口は、70~80センチが多いみたいでした。
奥行は40センチ以上あれば大きな鍋がゆったりと洗えるみたいです。
(引用:ナスラックシンク規格サイズ)
そして一人暮らしに最適なサイズは幅31cm×奥行40cm×深さ12cmとコンパクトなサイズのシンクです。
このサイズは賃貸・アパート・マンションなどによく採用されているものです。
※画像はイメージです。
賃貸・戸建で大分差が出るとは思っていましたが、幅が2倍以上違いますね。奥行きはそこまで変わらないみたいです。
2.シンクの種類
シンクの種類を素材、特徴を踏まえご紹介していきます。
素材は大きく分けて4つの種類があります。
・ステンレス
・人造大理石
・クォーツ
・ホーロー製
です。
【ステンレスシンク】
↑ステンレスシンクイメージ
ステンレスとは変色が少ないという意味で、その名の通り変色や錆が起こりにくいことが長所です。
また手入れが簡単で、耐久性・耐熱性・耐水性に優れている事も長所として挙げられます。
なので“ステンレス”自体がシンクには最適な素材の一つと言えます。
デメリットとしては、頻繁に拭き上げなければ水垢が目立つこと、もらい錆をする場合がある程度です。
水垢は市販されている掃除用スプレーなどで予防・除去できる場合もありますのであまり大きなデメリットでもありません。
【人造大理石シンク】
↑人造大理石シンクイメージ
新築のおうちではよく見る人造大理石シンク。清潔感を感じられるデザインとカラーが豊富という理由も相まって人気なシンクです。
キッチンの天板などでもよく使用されています。
人造大理石シンクのメリットは洗いやすい事と、水を流す際に音が静かだという事、また色にもよりますが明るめの色のものなら水垢が目立ちにくい事が挙げられます。
かえってデメリットは、熱などで変色を起こしやすい事、長期間使用すると黄ばんでくる事などが挙げられます。
【クォーツシンク】
↑クォーツシンクイメージ
クォーツとは水晶のことです。マットな質感が高級感を演出してくれます。
またこの質感が木天板と合わせやすい要因にもなっています。
クォーツシンクは汚れ、衝撃、熱に強いというメリットが豊富にあります。デメリットは価格が高い事です。
【ホーロー製シンク】
↑ホーロー製シンクイメージ
ホーローとは金属にガラスの釉薬(ゆうやく)を焼き付けたもののことで、熱に強く耐久性もあります。
ですが長期間使用するとガラス質の釉薬が剥がれてそこから錆が発生する場合があります。
(参考:ナスラックシンク紹介)
3.併せて考えたいキッチンの種類
ここでシンクと合わせて考えておきたいキッチンの種類の紹介です。キッチンの種類は大きく分けて4つです。
・背面キッチン
・オープンキッチン
・ペニンシュラキッチン
・アイランドキッチン
です。
【背面キッチン】
一昔前は主流だったかと思います。「壁付けキッチン」とも言われます。
料理に集中できること、またリビングに匂いが充満しずらいことが利点です。
また限られた間取りを活かせる、リビングやダイニングスペースを広く活用できる点も利点として挙げられます。
ですが料理中、家族とコミュニケーションがとりにくいことが難点です。
【オープンキッチン】
「対面キッチン」とも言われます。
調理中適度に視界を遮れる事。リビングが見渡せる事。アイランド・ペニンシュラキッチンと比較すると背面キッチンの利点も持っている事などが利点として挙げられます。間取りと照らし合わせて考えてオープンキッチンが可能である場合は、こちらのキッチンにされる方が多いです。
【ペニンシュラキッチン】
設置スペースを選ばない事。開放感がある。配膳がスムーズに行える事。などが利点として挙げられます。
ペニンシュラキッチンと比較すると一面が壁に付いているので、作業台の丸見えを防ぐことができます。
【アイランドキッチン】
開放感ありデザイン性がある事。複数人で調理が可能な事。コミュニケーションがとりやすい事などが利点として挙げられます。
アイランドはやはり目を引くデザインをしているので憧れはありますが、汚れが飛び散りやすい。匂いが拡散しやすいなどのデメリットもありますので、考え物です。
コスモホームでは、やはりオープンキッチンが一番多い印象です。最近ではペニンシュラも少しずつ増えている傾向にありますが、アイランドキッチンはまだあまり多くありません。キッチンの種類というのは、間取りや土地の大きさ・形など様々なものを考慮して考えなければならないので、それらが要因なのかもしれません。
4.まとめ
いかがでしたか?
あまり深くは気にされないシンクも様々な材質があり種類もあり、深掘りすると面白いものでした。
余談ですが、私の実家宅のシンクの長さを調べてみたところ幅84センチ、奥行き64センチ、深さ18センチと一般的なサイズより少し大きめでした。
個人的に大きさに重点を置いているのでとても気に入っています。
お鍋やフライパンを2~4つ置いて家族4人分のお皿や、コップが積み重なっても、狭いと感じずに洗い物出来るのがとても良い点です。
家事は人にもよりますが毎日行う事なので、それをストレスなく行うにはしっかりと自分に合った物選びが重要です。
筆者:(株)コスモホーム マーケティング部 齋藤